*メルケル氏地元で反イスラム政党が躍進
| 記事年月 | 2016年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 72 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
| 国名 | ドイツ |
| トピック | |
| 記事タイトル | *メルケル氏地元で反イスラム政党が躍進 |
| 本文テキスト | 9月4日に行われた北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州の州議会選挙で、メルケル首相が率いる「キリスト教民主同盟(CDU)」が大敗を喫し(19.0%)、イスラム教の移民などへの強硬姿勢を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」(20.8%)に次ぐ第3党に転落した。第1党は「社会民主党(SPD)」(30.6%)。同州はメルケル首相の地元選挙区。国境近くの過疎地域で難民の受け入れはほとんどないが、失業率の高さから難民への手厚い保護に不満が集まったとみられる。AfDは国境管理の厳格化やイスラム過激派の取り締まりを主張する一方、子育て支援などを訴えて支持を拡大した(読売9/5ほか)。9月18日に行われたベルリン市(州相当)議会選挙でも、SPD21.6%(38議席)、CDU17.6%(31議席)と、ともに5年前と比べ6~7ポイント支持率を落とす中、AfDが第5党となる14.2%の票を得て25議席を獲得した(東京9/20ほか)。 |