*「貧困」の実態をテーマに「教会と地域福祉」
| 記事年月 | 2016年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 72 |
| 媒体 | 専門紙 |
| 大分類 | 9月 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞 |
| 記事タイトル | *「貧困」の実態をテーマに「教会と地域福祉」 |
| 本文テキスト | 「教会と地域福祉」フォーラム21の第6回シンポジウムが9月10日に東京の日本基督教団霊南坂教会で開かれた。テーマは「今日の貧困と向き合う―宗教者の課題と可能性」。野宿者支援を1988年から行っている奥田知志氏(日本バプテスト連盟牧師)は、生産性の有無で命の意味を計る価値観は戦争への道につながり、「生存権を保障する憲法25条と9条は密接に関係している」と述べた。炊き出し活動を行っている浄土宗僧侶の吉永岳彦氏(「ひとさじの会」事務局長)は、「牧師も宗教者であると同時に、対人援助職であるという認識と技術を持たなければ変われない」と語り、野宿者への偏見をもつ檀家については「直接出会っていただくことが必要」と述べた。吉永氏はまた、教会や寺が家庭的な雰囲気だと敷居が高くなると指摘した(キ24日付)。 |