*外相、ロヒンギャ問題のASEAN地域への波及懸念
| 記事年月 | 2016年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 73 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
| 国名 | マレーシア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *外相、ロヒンギャ問題のASEAN地域への波及懸念 |
| 本文テキスト | アニファ外相は12月19日にミャンマーのヤンゴン市で開かれたASEANの外相会議で、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャの問題は地域全体の懸念事項だと指摘した。マレーシア政府にとっては、ロヒンギャの人々に同情的な国内のイスラム教徒の支持を確保したいという内政事情もさることながら、迫害によって同国に波及する難民問題も懸念材料となっている。外相は難民の増加は「イスラム国(IS)」拡大の温床になりかねないと警告、ロヒンギャ問題に関してASEAN独自の調査団設置と人道支援を提議した。2012年以降、ミャンマーではロヒンギャと国内多数派の仏教徒との対立が激化。2016年10月にもロヒンギャの武装集団が治安部隊を襲う事件が発生し、同集団は中東のイスラム過激派組織から訓練を受けていたと報告されている(東京12/20ほか)。 |