*日弁連の「死刑廃止宣言」に対し、サリン事件被害者遺族が異論

*日弁連の「死刑廃止宣言」に対し、サリン事件被害者遺族が異論

記事年月 2016年10月-12月
号数 73
媒体 国内
大分類 【A-5.新宗教】
国名 日本
トピック オウム真理教(現・Aleph(アレフ)・ひかりの輪)
記事タイトル *日弁連の「死刑廃止宣言」に対し、サリン事件被害者遺族が異論
本文テキスト  日本弁護士連合会(日弁連)が、10月7日に福井市で行った人権擁護大会で、「死刑制度の廃止を目指す」宣言を採択した。同宣言の採択に際し、世界の「潮流」や冤罪の危険性を訴える賛成派と、犯罪被害者の支援などに取り組む反対派で議論が紛糾した。この宣言に対し、1995年の地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋シズヱさんは、「被害者遺族の苦しみを考えれば、殺した側が生きているのは不公平に感じる」と思いを吐露し、「死刑廃止より先に、凶悪犯罪が起きない社会をつくるのが先だ」と述べた。高橋さんは、9月に都内で行われた死刑廃止を議論するシンポジウムにパネリストとして参加し、「死刑廃止が国際的な潮流」という弁護士の意見に対し、「文化や習慣、日本人の心情を理解するべき」と反発していた(東京・東京10/5、10/9ほか)。
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