*天皇退位問題に関する神社新報の反応
記事年月 | 2016年10月-12月 |
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号数 | 73 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 10月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *天皇退位問題に関する神社新報の反応 |
本文テキスト | 政府は「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」を開催することとし、10月17日に同会議の初会合が開かれた(3日付、24日付)。こうした動きに対し、神社新報は「神道の社会的防衛者」だった「葦津珍彦の退位論についての検証」を2回にわたり2頁弱を費やして掲載した。執筆者は齊藤智朗・国学院大学准教授。論文の結論は次の通り。<皇位継承法は、皇位の尊厳を堅持することに第一義があり、そのためにも、天皇の「祭り主」としての本質が一層体現されるやう政府や社会に訴え続けていくことの最重要性が、葦津の論からあらためて伝はってくる>。国事行為については、<(天皇に)「意思発動の権能」がないわけではなく、内閣が明確に憲法に反する助言をおこなった際には、天皇が「拒否する権能」さえも有すると葦津は解したのである>(10日付、17日付)。なお<皇室の制度と歴史>の連載が始まった。1回目は「摂政について」(24日付)。 |