*北京の琉球人埋葬地が復元・保存へ
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 中国 |
トピック | |
記事タイトル | *北京の琉球人埋葬地が復元・保存へ |
本文テキスト | 北京市通州区張家湾で数ヶ所確認されている琉球人埋葬地について、開発を手掛ける民間の財団や北京市長は1月3日までに埋葬地を復元・保存する方針を決めた。この埋葬地は、1897年の「琉球処分」(琉球合併)前後に琉球王国の救国を訴えて中国に亡命、北京で客死した琉球人らが眠っている場所で、発掘調査もされないまま大型テーマパークの建設計画など開発の危機に直面していた。 同日、中国の財団や北京市長に復元・保存を呼びかけていた北京大学の徐勇教授は、沖縄県の北京琉球人墓復元・保存会にこの方針を伝えた。復元・保存のあり方を巡っては、記念碑の建立、記念館の造営など具体的方策は未定のため、今後、北京側と県側の間で検討が必要となる。2016年4月、北京琉球人墓復元・保存会が県に対して中国当局に墓の保全を働きかけるよう要請。5月13日付で北京市長宛に適切な保護措置を依頼する文書を提出していた(琉球新報1/4)。 |