*奇祭「巨大神豚」コンテスト
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 台湾 |
トピック | |
記事タイトル | *奇祭「巨大神豚」コンテスト |
本文テキスト | 台北南部に位置する観光地三峡の旧市街中心にある祖師廟で毎年1月末ごろの春節の時期に行われる祭りでは、ハイライトとして「神豚」の体重を競うコンテストが開かれる。中国大陸にルーツを持ち、180年以上の伝統があるこの祭りでは、富の象徴とされる豚を極限まで肥らせて重さで順位を決めた後、伝統的な方法で屠畜し、毛を剃って丸く広げ、飾り付けて神に捧げる。養豚のものは大きくても120kg程度だが、「神豚」は3年ほどかけて肥育され、2017年の特等に選ばれた豚は844kgだった。賞金はなく、受賞者が得るのはミニチュアの豚人形と名誉のみ。祭りの後、肉は直ちに解体され、縁起ものとして飛ぶように売れる。 一方、この祭りには動物愛護団体から非難が浴びせられており、担い手の高齢化もあって年々出場頭数は減少傾向にある(週刊新潮2/16)。 |