*妙伝寺本尊、7世紀制作の可能性

*妙伝寺本尊、7世紀制作の可能性

記事年月 2017年1月-3月
号数 74
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
記事タイトル *妙伝寺本尊、7世紀制作の可能性
本文テキスト  1月13日、藤岡穣・大阪大学大学院教授は、京都市左京区の天台宗妙伝寺本尊・如意輪観音菩薩像(半跏思惟像(はんかしいぞう))が7世紀ごろに朝鮮半島でつくられたものである可能性が高いと発表した。寺の創建が1616年であるため、本尊も江戸時代初期の作と考えられてきたが、宝冠の飾りなどの特徴が6世紀から7世紀の朝鮮半島の仏像に類似していることに加え、蛍光X線による金属成分調査の結果や耳たぶの造形なども判断材料となった。像が同寺に来た経緯は不明だが、同時期につくられた金銅製の渡来物は国内に3体しかなく、極めて貴重(日経・東京1/14、読売・東京1/14ほか)。
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