*琉球人骨26柱、京大が75年以上未返還
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *琉球人骨26柱、京大が75年以上未返還 |
本文テキスト | 2月16日、昭和初期に沖縄県今帰仁(なきじん)村の百按司(むむじゃな)墓から研究目的で持ち出された少なくとも26柱の琉球人骨が、京都大学から75年以上返還されていないことが報じられた。持ち出したのは京都帝国大学助教授だった金関丈夫氏で、1920年代に沖縄県各地で行った発掘調査で人骨を持ち出し、同大に寄贈したとされている。 研究者の間では、遺骨を沖縄に返還すべきとする意見もある一方、京大は資料保存の観点からみればよい環境であり、「現地に戻して埋葬すれば、琉球人の過去の姿を知ることができる一級の資料が、その価値を失う恐れがある」という指摘もある。同村の教育委員会も、保存設備を課題として挙げており、今後は関連する3つの墓について県指定文化財への認定を目指す方針(琉球新報・那覇2/16ほか)。 |