*コプト教徒に対するISの襲撃が相次ぐ
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | エジプト |
トピック | |
記事タイトル | *コプト教徒に対するISの襲撃が相次ぐ |
本文テキスト | シナイ半島北東部アリーシュでは2017年に入り、イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国(IS)」分派によるコプト教徒に対する攻撃が激化している。1月後半以降、3~4千人の住民を標的にした銃殺、斬首や放火などの襲撃が相次いで発生。少なくとも7人が死亡し、数百人が避難を余儀なくされた。街中には「クリスチャン(コプト教徒)はアリーシュから出て行け」と書かれたチラシが出回り、緊迫した雰囲気だという。2月24日、コプト教会側は襲撃を「テロ」として非難する声明を出した。キリスト教の一派であるコプト教徒は、スンニ派住民が多数のエジプト人口の約1割を占める。彼らの多くがIS攻撃に積極的なシシ政権を支持していることが、ISからの敵視を招く一因とみられる(毎日・夕3/4ほか)。 [→『ラーク便り』73号44頁参照] |