*地下鉄サリン事件被害者ら299人の健康状態調査
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-5.新宗教】 |
国名 | 日本 |
トピック | オウム真理教(現・Aleph(アレフ)・ひかりの輪) |
記事タイトル | *地下鉄サリン事件被害者ら299人の健康状態調査 |
本文テキスト | 筑波大学の松井豊教授(社会心理学)らは2月11日、アンケート調査の分析結果として、1995年3月に起こった地下鉄サリン事件で負傷した人の健康状態が、事件発生から約20年後も悪化している可能性があると発表した。調査は、2014年に連絡先のわかった被害者や家族の953人に調査票を郵送して実施したもので、負傷した299人に体と目と精神状態について尋ねた結果、57%が「体がだるい」、76%が「目が疲れやすい」、61%が「忘れっぽくなった」と回答した。対象者は完全に一致している訳ではないが、1997年に聖路加国際病院が実施した同様の調査と比較すると、いずれの症状も2割から4割増えているという。また、負傷後に食欲が減退したり、趣味・楽しみが減ったりした人ほど、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の関連症状が出ていたことも明らかとなった(東京・東京2/12)。 |