*住民の反対により難航するモスク建設
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-8. 北米・中南米】 |
国名 | アメリカ |
トピック | |
記事タイトル | *住民の反対により難航するモスク建設 |
本文テキスト | 3月6日、ニュージャージー州ベイヨンの地区委員会は、住民の反対からイスラム教徒の団体が計画していたモスクとコミュニティセンターの建設を認めない決定を下した。これに対し、同団体は宗教に基づく差別だとして訴える姿勢を見せている。裁判所は差別が認められれば委員会の決定を退ける命令を出すことができるが、イスラム教施設が対象の場合、住民がこれを受け入れない事例が多いという。2016年の司法省の報告では、宗教的土地利用に関する訴訟のうち、非イスラム教徒のものは84%の自治体が認めたが、イスラム教徒の施設に対しては20%しか認められなかった。近年ではイスラム教徒の土地利用が問題になる事例が増加しているが、トランプ政権下においては司法省がモスク建設の保護に対してより消極的になることが懸念されている(International New York Times3/14)。 |