*「賊軍」合祀申し入れを批判
記事年月 | 2017年1月-3月 |
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号数 | 74 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 1月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *「賊軍」合祀申し入れを批判 |
本文テキスト | 政教関係を正す会の研究会が12月19日に神社本庁で開催され、このなかで国学院大学准教授の藤田大誠氏が「靖国神社問題の現在―『賊軍』合祀申し入れの検討を中心に―」と題して研究発表を行った。同申し入れは亀井静香衆院議員が2016年10月に靖国神社に対して行った。藤田氏は、申し入れに対し次のように批判した。<日本の文化伝統を寛容性のみに集約し神仏関係や人霊祭祀に関する複雑な歴史的変遷を完全に捨象している点と、その上で短絡的にすべての御霊を祀ることを求め、靖国神社の祭神合祀に関する歴史的経緯を等閑視している>。<とりわけ、発足当初の明治維新政府にとって統治の正統性を確保する上で、「賊軍」に対して寛容な姿勢を示すことが難しい国際情勢にあった>(23日付)。 |