*観光客向けに宿坊が多様化
記事年月 | 2017年4月-6月 |
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号数 | 75 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-2.仏教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *観光客向けに宿坊が多様化 |
本文テキスト | 参拝者の宿泊所である宿坊が、増加する訪日客らの受け入れ施設としての側面を強化している。Wi-Fiなどの近代的な設備を誂え、ベッドや大型テレビを備えた洋間を用意したり、写経や座禅などの文化体験プログラムを提供したりする宿坊が登場。また、民間会社により境外で運営されるタイプの宿坊施設がオープンするなど、客層の広がりにあわせてホテル並みの設備を整える形での宿坊の多様化が報じられた。国際的な宿泊予約サイトに登録する奈良県の玉蔵院では、ほぼ連日、外国人観光客の利用があり「日本の精神文化に対する関心の高さを感じる」という。また、4月に宿坊を開業した民間会社は今後、地方寺院の宿坊の改修・運営に力を入れ「寺を救うモデルにしたい」と話す。一方、宿坊の可能性に注目が集まるなかで「単なる経済活動とどう区別するのか」「宗教体験を『売り』にするのは違和感がある」など、一部の寺社関係者からは疑問の声も上がっている読売・大阪・夕4/5ほか)。 [→『ラーク便り』72号26頁参照] |