*残土無許可搬入の疑いで僧侶ら逮捕
記事年月 | 2017年4月-6月 |
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号数 | 75 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-2.仏教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *残土無許可搬入の疑いで僧侶ら逮捕 |
本文テキスト | 大阪府警生活環境課は5月16日、宗教法人「成田山不動院」(大阪府河内長野市)の僧侶ら6人を、建設現場から出た残土を同寺の敷地内に無許可で搬入したとして、府の砂防指定地管理条例違反などの疑いで逮捕した。6月5日に大阪地検堺支部は、僧侶ら4人を起訴猶予、1人を嫌疑不十分で不起訴処分とし、建設会社「松尚建設」の役員を同条例に違反した罪で起訴した。 残土が同寺の敷地に運び込まれたのは2016年8月から9月ごろ。開発に許可が必要な砂防指定地であるにもかかわらず、約4400平方メートルが無許可のまま残土で埋め立てられ地形が変えられた。同年9月には堆積していた残土が崩壊して河川に流れ込み、上水道の取水が河内長野市で一時中止になるなどの事態となった。 捜査関係者によると2016年夏、松尚建設は大阪府や和歌山県の残土運搬業者10社以上に、残土を寺院敷地内に搬入するための「残土券」を販売。搬入が始まる直前に、同寺に松尚建設の役員が入信し、僧侶側は残土の処分代金を「お布施」や「寄付金」として受け取っていたという(産経・大阪5/17ほか)。 |