*物価上昇でラマダン喜捨に影響も
記事年月 | 2017年4月-6月 |
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号数 | 75 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | エジプト |
トピック | |
記事タイトル | *物価上昇でラマダン喜捨に影響も |
本文テキスト | 5月27日からイスラム教圏の国々ではラマダンに入り、イスラム教の教えに従い貧困に苦しむ家庭や孤児に食料を分け与える「ザカート(喜捨)」を行う人々が増える。しかし観光客減少によって財政が悪化し、カイロ市内のスーパーで2016年と比較して価格が約2倍になるなど物価上昇が顕著なエジプトでは、ラマダンのザカートにも悪影響が及んでいる。カイロ西部の新興住宅街では、シリア難民の家庭や路上の物売りの女性などに砂糖や米、油などの食料品の入った「ラマダン袋」が配布される。例年は1袋80ポンド(約500円)程度を200袋用意するが、2017年はその半数しか用意できなかった。ラマダン袋の準備に携わるある医師は、「必要としている家庭に届けられないのは残念だ」と嘆いた(東京5/29)。 |