*ルターのフィギュアで物議

*ルターのフィギュアで物議

記事年月 2017年4月-6月
号数 75
媒体 国外
大分類 【B-7. 西ヨーロッパ】
国名 ドイツ
トピック
記事タイトル *ルターのフィギュアで物議
本文テキスト  ルターの宗教改革500周年を迎えたドイツでは、高さ約7cmのルターのフィギュアが大人気となり、8.6ユーロ(約千円)で販売されている。フィギュアは右手にペンを、左手には聖書を手にしているが、開いた聖書のページには、片方に「旧約聖書の終わり」、もう片方に「ルター訳新約聖書」と記されている。この「旧約聖書の終わり」という表現は実際にルターが使ったものだが、ユダヤ教徒の学者が「ユダヤ教が終わったかのような印象を受ける」と苦情を述べたことから、「終わり」の文言を削除して販売されることになった。ルターはユダヤ教徒に改宗を強く促したことから、ナチスが反ユダヤ政策に利用した経緯があり、ユダヤ教徒の間にはルターへの偏見や誤解が残っているという(朝日6/29)。
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