*眞子さま、婚約内定へ

*眞子さま、婚約内定へ

記事年月 2017年4月-6月
号数 75
媒体 国内
大分類 【A-7.皇室】
国名 日本
トピック
記事タイトル *眞子さま、婚約内定へ
本文テキスト  秋篠宮家の長女・眞子さまの婚約報道が、5月16日夜になされた。これを皮切りにして新聞各紙は翌日にかけて号外を発行、週刊誌らは特集を組むなど大々的に報じている。同日に取材に応じた宮内庁長官は、しかるべき時期に宮内庁から婚約発表をする計画を進めていたとし、同庁の発表前に報道されたことは不本意であるとしながらも間接的に報道を肯定した。戦後に結婚した女性皇族の多くは旧華族などに嫁いでいるが、眞子さまの婚約相手として報道されたのは、大学在学時に知り合った同級生の小室圭さん。既に秋篠宮ご夫妻に紹介され、両陛下も報告を受けられているという。正式な婚約内定の発表は9月に行われ、今後、一般の結納にあたる「納采(のうさい)の儀」など種々の儀礼を経て、結婚式に臨まれる(日刊スポーツ・東京5/17ほか)。
    報道では小室さんの身辺に関わる情報のほか、眞子さまが結婚の後に皇籍から離脱することが多く報じられた。各紙ともに天皇家の系図を参照しながら、18人の皇族中で女性が14人、未婚の女性皇族は眞子さまを含めて7人であることを紹介。また、結婚による皇族の減少が続くことへの懸念が、識者のコメントとともに掲載されている。この点につき、メディア批評誌『創』は、眞子さまの婚約報道が退位特例法の成立前に行われたことについて、女性宮家創設の議論との関わりを指摘する各週刊誌らの見解をまとめた。各誌の見解は、早期の報道によって、眞子さまが女性宮家の創設に関わらない意志を示し、恋愛が政治に巻き込まれることを防ぐ目論みがあるとか、皇族の減少を突きつけることによって女性宮家の創設を火急の議論とする狙いがあったなどまとまりに欠けるものであるが、同誌では婚約報道の時期について「何らかの思惑が働いたのではないかという憶測がなされるのも無理はない」としている(読売・東京5/17、創7月号ほか)。
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