*道徳教科書の検定に疑義の声
記事年月 | 2017年4月-6月 |
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号数 | 75 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-8.その他の宗教関連事象】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *道徳教科書の検定に疑義の声 |
本文テキスト | 2018年度から小学校の正式教科となる「道徳」の検定教科書について、申請のあった8社すべてが修正の上で検定に合格した。文科相の提示する「考える道徳」に対応するために、各社は、物語教材を読むことを中心とした従来の様式から、集団で討論させたり舞台設定に応じた役割を演技させたりする教育教材に転換している。また、正式教科化にともなう学習指導要領には、善悪の判断・寛容・生命の尊さ・畏敬の念など20前後の「内容項目」があり、教科書会社がこれらの要素を網羅した教材を探すことに苦慮したことが報じられた。検定教科書に細かな指定が入ったことについて、道徳教育を専門とする大学教員や現場の教諭からは、文科相による価値観の押しつけによって教科書会社の工夫や教材の多様性が削がれることを懸念する声が聞かれた(日経・東京・夕4/14)。 |