*沖縄戦の遺骨、民間人もDNA鑑定

*沖縄戦の遺骨、民間人もDNA鑑定

記事年月 2017年7月-9月
号数 76
媒体 国内
大分類 【A-3.習俗・慰霊】
国名 日本
トピック
記事タイトル *沖縄戦の遺骨、民間人もDNA鑑定
本文テキスト  沖縄県内の10地域で見つかった戦没者遺骨84柱の身元を特定するため、厚生労働省は7月28日、遺族となる可能性のある人を対象に、DNA鑑定の申請受付を開始した。遺骨のDNA鑑定は2003年度に始まったが「遺留品や埋葬者名簿で身元が推定できる」などの条件を設けており、事実上は軍関係者に限定されていた。しかし遺族の高齢化などを背景に、同省は2017年度より方針を転換し、鑑定対象を民間人の遺族にも拡大した。鑑定実施の可否は死亡者名簿との照合・検討を経て通知される(毎日・東京8/27ほか)。 募集開始に先立ち、7月12日に沖縄戦遺骨収集ボランティア団体「ガマフヤー」がDNA鑑定を求める遺族135人の名簿と要請書を同省に提出した。同団体は「死亡場所がはっきり分からないのが沖縄戦の特徴でもある。希望者全員にDNA鑑定を」と求めており、同省担当者は「柔軟にやっていく。(希望者を)排除する気はない」としている(赤旗7/13、日経・東京・夕7/13ほか)。
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