*「集団自決」の壕が荒らされる

*「集団自決」の壕が荒らされる

記事年月 2017年7月-9月
号数 76
媒体 国内
大分類 【A-3.習俗・慰霊】
国名 日本
トピック
記事タイトル *「集団自決」の壕が荒らされる
本文テキスト  1945年4月の沖縄戦で住民83人が「集団自決」(強制集団死)に追い込まれた沖縄県読谷(よみたん)村の自然壕「チビチリガマ」で、遺品が壊されたり、平和学習で訪れた生徒たちが作った千羽鶴が引きちぎられたりしているのが9月12日、見つかった(琉球新報・那覇9/13ほか)。15日、県警嘉手納署は器物損壊容疑で沖縄本島に住む少年4人を逮捕。いずれも損壊行為を認めており、少年らの一部は「心霊スポットに行こうと思った」「肝試しだった」などと供述しているという(朝日・東京・夕9/16ほか)。遺骨も多く残るチビチリガマは遺族にとって「墓と同じ」であるといい、遺族からは怒りや悲しみの声が聞かれた(毎日・東京9/13ほか)。この件を受けて、専門家からは死に対する畏れの欠如や戦跡の意義の薄れを指摘する声が上がった(毎日・北九州・夕9/16、琉球新報・那覇9/17ほか)。
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