*最高裁「第三の性」の人権を認める決定

*最高裁「第三の性」の人権を認める決定

記事年月 2017年7月-9月
号数 76
媒体 国外
大分類 【B-3. 南アジア】
国名 インド
トピック
記事タイトル *最高裁「第三の性」の人権を認める決定
本文テキスト  2014年4月、最高裁が男でもない女でもない聖なる存在であるヒジュラに対し、インドにおける「第三の性」として人権を認める決定を下した。以降、ヒンドゥーの女神への帰依者として祭事で歌や踊りを披露してかろうじて生計を立ててきたヒジュラたちにも都市部を中心に変革の動きが出てきている。ヒジュラ6人で結成されたバンド「シックス・パック・バンド」が2016年1月に楽曲を発表。動画サイトでサリー姿のヒジュラが踊る様子が公開され、閲覧回数は2500万回以上に上った。また、ムンバイでは2016年春、ヒジュラ初のタクシー運転手(42)が誕生し月収1万5千インドルピー(約2万6千円)を得ているという。さらに、2017年2月のムンバイ市議会議員選挙にヒジュラのプリヤ・パティル氏(30)が立候補した。パティル氏は落選したもののヒジュラ以外からの得票もあったという(東京8/21)。
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