*宗教指導者に禁錮刑、信者ら暴動
記事年月 | 2017年7月-9月 |
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号数 | 76 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | インド |
トピック | |
記事タイトル | *宗教指導者に禁錮刑、信者ら暴動 |
本文テキスト | 8月25日、ニューデリー周辺およびハリヤナ州で、1948年に創立されインド北部に拠点をもつ新宗教「デラ・サチャ・サウダ」の信者や支持者ら数千人による暴動が発生。治安部隊との衝突で少なくとも31人が死亡、300人以上が負傷した。25日にハリヤナ州で行われた裁判で同宗教の指導者グルミート・ラーム・ラヒーム・シン氏が、過去に2人の女性信者に性的暴行を加えたとして、有罪判決が下されたことに対し信者らが暴徒化。28日には禁錮20年の量刑が言い渡された(毎日8/27ほか)。裁判が行われたハリヤナ州パンチクラや隣接するデリー、およびパンジャーブ州では政府関連施設や公共施設、警察や報道関係者が襲撃されるなど深刻な被害があった。市民らは、政府に暴動を未然に防ぐ姿勢がなかったとし、ハリヤナ州・パンジャーブ州政府を両高裁に提訴した。同宗教団体が与党インド人民党(BJP)を支持していることから、最高裁は州政府を「票田を魅惑するための政治的な放棄だ」と批判している(産経8/28)。 |