＊公立学校教育から進化論を除外
| 記事年月 | 2017年7月-9月 |
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| 号数 | 76 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | トルコ |
| トピック | |
| 記事タイトル | ＊公立学校教育から進化論を除外 |
| 本文テキスト | 政府は公立学校の義務教育課程から進化論を除外することを決定し、理由についてユルマズ国民教育相は7月18日、「進化論の理解には哲学的な素養が必要。児童・生徒の知識では難しすぎる」と語った。イスラム教において人間は神によって創造されたと考えられているため、イスラム教徒が99％を占めるトルコでは敬虔な人ほど進化論を受け入れない傾向がある。こうした風潮に対して、イスラム教の伝統を重んじる与党・公正発展党（AKP）が配慮を示したとみられる。教師らで構成される「教育と科学教員組合」はこの決定に反発を示し、科学を重視する教育モデルの重要性を主張した。エルドアン大統領が主導するAKPは、これまでにも「コーラン」や「ムハンマドの生涯」など宗教関連の選択科目を公立学校に導入するなど、イスラム教偏重の改革を断行しており、世俗派勢力との対立が深まっている（朝日7/24）。 |