*映画『君はひとりじゃない』が描く霊魂観
記事年月 | 2017年7月-9月 |
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号数 | 76 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-6. 東ヨーロッパ】 |
国名 | ポーランド |
トピック | |
記事タイトル | *映画『君はひとりじゃない』が描く霊魂観 |
本文テキスト | 2015年ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したシュモフスカ監督作『君はひとりじゃない』(2017年7月22日公開、2015年製作)の原題は『BODY』。妻を亡くした検察官のヤヌシュは感情を失い、暴食で肥満に陥るが、娘のオルガは摂食障害を発症し自傷行為を繰り返す。ヤヌシュは娘を精神科医に預けるが、この医師はかつて幼い息子を失って以来、霊媒の能力を獲得したという設定。一見オカルト的に見えるが、グリーフと家族の再生の物語を通じ、現代人の身体観や霊魂観をあぶり出す(朝日・夕7/21ほか)。 |