*バルセロナで車両テロ、16人死亡
記事年月 | 2017年7月-9月 |
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号数 | 76 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | スペイン |
トピック | |
記事タイトル | *バルセロナで車両テロ、16人死亡 |
本文テキスト | 8月17日、観光客でにぎわうバルセロナの目抜き通りをワゴン車が暴走し、15人が死亡、100人以上が負傷するテロが発生した。また翌18日未明には、近郊の町カンブリスでも車が暴走し、女性が1人死亡した。死傷者には34の国と地域からの観光客が含まれるという。これに先立つ8月16日、南西部アルカナールでガス爆発があり、現場から大量のガスボンベが発見される事件も起きており、捜査当局は犯行グループがサグラダ・ファミリア大聖堂や港に停泊したクルーズ船などを標的にした大規模な爆発テロを計画したものの、失敗したため車を使用したとみている(読売8/23ほか)。 犯行グループはモロッコ人と、モロッコに隣接するスペインの飛び地メリリャ出身の若者ら12人で、16日のガス爆発で死亡した40代のモロッコ人の男がグループに過激思想を植え付けたとみられる。同人物はスペインで薬物犯罪により服役した後、モロッコやフランス、ベルギーなどで「イスラム国(IS)」関係者と接触していた。フランスとの国境の町リポイのモスクに2016年4月から2017年6月までイマーム(指導者)として在籍していたが、同世代や年配者と全く交流を持たず、若者や子どもにのみ強い関心を示したことから不審がられ、退去を求められたという(東京8/22ほか)。 |