*バイロイト音楽祭で反ユダヤ主義批判の演出
記事年月 | 2017年7月-9月 |
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号数 | 76 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | ドイツ |
トピック | |
記事タイトル | *バイロイト音楽祭で反ユダヤ主義批判の演出 |
本文テキスト | 7月25日から開催されたバイロイト音楽祭で「ニュルンベルクのマイスタージンガー」が新演出で上演された。主役のマイスターが国粋主義的なドイツ礼讃を行う同楽曲は、ヒトラーが非常に好んだ作品であるが、今回演出を手掛けたのはユダヤ系オーストラリア人のバリェ・コスキィ氏。道化役ベックメッサーをユダヤ人に設定し、執拗にいじめられ追放される役回りを与えた。終幕の背景にはニュルンベルク裁判の法廷風景が映し出され、ナチズムが断罪されたことを表現した(毎日・夕8/15ほか)。 |