*古代の暴力儀礼の存在を示す証拠が出土
記事年月 | 2017年7月-9月 |
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号数 | 76 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-8. 北米・中南米】 |
国名 | ペルー |
トピック | |
記事タイトル | *古代の暴力儀礼の存在を示す証拠が出土 |
本文テキスト | 古代アンデス文明で暴力を伴う儀礼が行われていた可能性を示す証拠が見つかったと、聖マリアンナ医科大学の長岡朋人准教授が9月28日に発表した。発表によると、アンデス山脈山中のパコパンパ遺跡で発見された複数の人骨に頭蓋骨の陥没や骨折の跡があり、出土した場所が儀礼の場だったことなどから、暴力が戦闘によるものではなく儀礼の一環だったと結論づけられた。後の記録でも豊穣などを願って神官同士が戦ったことが伝えられており、今回の発見はそうした儀礼の存在を示す証拠となった(朝日9/29ほか)。 |