*性同一性障害の僧侶、LGBT「駆け込み寺」を計画

*性同一性障害の僧侶、LGBT「駆け込み寺」を計画

記事年月 2017年10月-12月
号数 77
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
記事タイトル *性同一性障害の僧侶、LGBT「駆け込み寺」を計画
本文テキスト  性同一性障害の僧侶、柴谷宗叔(そうしゅく)さんは、LGBTなどの性的少数者のための寺院「性善(しょうぜん)寺」を2018年度中に建立する準備を進めている。大阪府寝屋川市にある柴谷さんの実家の離れを改築する計画で、子どもを持たず死後の供養に不安を抱える同性カップルの永代供養や仏前結婚式などを行う予定。
 柴谷さんは男性として生まれたが、心の性は女性。当初は心の性に正直に生きることができなかったが、四国遍路の実践中、遍路の装束が男女同じであることから「男性を演じる必要、ないんじゃないか」と気付いたという。その後、高野山真言宗の僧侶となり、2010年に性別適合手術を受け戸籍上の性別を女性に変更した。同宗派もこの件に関し理解を示し、僧籍簿の性別変更を認めた。柴谷さんは性善寺建立について「私だからこそできる寺。あらゆるマイノリティーの相談にも乗りたい」と意気込む(毎日・東京・夕10/28ほか)。
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