*原爆供養塔「守り人」佐伯(さいき)敏子さん、死去
記事年月 | 2017年10月-12月 |
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号数 | 77 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *原爆供養塔「守り人」佐伯(さいき)敏子さん、死去 |
本文テキスト | 広島市中区の平和記念公園の一角にあり、身元不明者や引き取り手のない約7万人分の遺骨が納められている原爆供養塔で、約40年にわたり清掃活動や遺骨の遺族捜しを続けた被爆者の佐伯敏子さんが、10月3日未明に心不全のため死去した。97歳だった。 佐伯さんは原爆投下直後、家族を探すため同市内に入って被爆した。一時は広島を離れたが、1958年に広島に戻った際に原爆供養塔の存在を知り、日参して掃除をしたり、修学旅行生に原爆について語ったりしてきた。また、遺骨の遺族捜しにも尽力した。2005年には広島市民賞を受賞し、その半生は朗読劇にもなっている(朝日・東京・夕10/4ほか)。 |