*神戸「世界一のクリスマスツリー」に抗議相次ぐ
記事年月 | 2017年10月-12月 |
---|---|
号数 | 77 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *神戸「世界一のクリスマスツリー」に抗議相次ぐ |
本文テキスト | 神戸港開港150年記念の関連事業で、神戸市のメリケンパークに阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂を目的として「世界一のクリスマスツリー」と銘打ったアスナロの木を飾るイベントに批判が集まり、主催者側は釈明に追われた。木は富山県氷見市の山中に生えていた樹齢150年のもので、高さ約30m。主催者側や賛同者らは「山火事で唯一、生き残った神聖な木」ともとれる触れ込みをしていた。 当初、イベントは市民による応援団が結成されるなど歓迎されたが、撤去後に木の一部を記念品として売り出すことなどが判明すると「木がかわいそう」「営利目的では」などの批判がインターネット上で相次ぎ、木の生命を愚弄しているなどとして中止を求める署名活動が行われた。企画者側は11月30日、記念品の販売休止を発表し、営利目的という指摘を否定。木の一部は神戸市の生田神社の鳥居として奉納すると説明した。また、ツリーに使われた木は「年間何千本という富山県の森林組合が出荷している一本」であるとし、神聖で貴重な木であることを否定した(神戸・神戸12/1、東京・東京12/24ほか)。 |