*ISからの帰還者への対応に苦慮
記事年月 | 2017年10月-12月 |
---|---|
号数 | 77 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | フランス |
トピック | |
記事タイトル | *ISからの帰還者への対応に苦慮 |
本文テキスト | コロン内相は10月、「イスラム国(IS)」からの帰還者が成人240人、子ども50人を超えたと発表した。2015年以降は全員を一旦拘束し、有罪が確定した130人以上が服役中であるという。英国でも帰還者は400人に達した。欧州委員会のジュリアン・キング委員(治安同盟担当)は、今後、欧州からISに参加した8千人のうち一定数が自国に戻るとの見通しを示し、「覚悟し対処する必要がある」と述べている。しかし監視には物理的に限界があり、刑務所内で過激思想を広めたりテロ組織を作ったりする例もある。強硬手段で孤立させるより、長期間のカウンセリングで更生させ社会に戻すことを重視するデンマークなどの例にも関心が寄せられている(日経12/27ほか)。 [→『ラーク便り』66号53頁参照] |