*臨済宗東福寺派寺院での寺檀対立
記事年月 | 2017年10月-12月 |
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号数 | 77 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 12月 |
国名 | 日本 |
トピック | 中外日報 |
記事タイトル | *臨済宗東福寺派寺院での寺檀対立 |
本文テキスト | 檀信徒が菩提寺住職を宗教法人代表役員の地位から解任したことをめぐる訴訟についての記事。臨済宗東福寺派無量寺(和歌山県串本町、檀家数約1200軒)では2017年6月23日、職務執行が不適切だとして総代会が住職の代表役員解任を決議し、「責任役員会」で可決。総代6人は同月28日付で住職の代表役員職務執行停止仮処分などを申し立て、さらに代表役員地位不存在確認を和歌山地裁田辺支部に提訴した(申し立ては12月5日付で却下)。住職側は、総代らの法務妨害等を禁じる仮処分を9月下旬に申し立てた。 背景には、同寺の寺院規則に「総代会及び責任役員会において定数の三分の二以上の議決により当該代表役員(責任役員としての地位を含む)を解任することができる」との「特異」な「伝統仏教教団の包括・被包括関係と相いれない構図」の規定があるからだと記事は論じる。同規定は、1995年に先々代住職が寺檀紛争の中で退き、同派宗務総長を退任した前住職が代務者を務めた時期に導入された。当時の総代長は県の担当者に解任規定を含む「模範規則」をもらい参照したという。総代会は地位不存在確認の訴訟と住職解任の同派などにあてた嘆願署名に力を入れるが、「(嘆願が通らない場合)被包括関係廃止も視野に入れなければ」と述べる(22日付)。 |