*「オーストラリアデー」に抗議の行進
記事年月 | 2018年1月-3月 |
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号数 | 78 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | オーストラリア |
トピック | |
記事タイトル | *「オーストラリアデー」に抗議の行進 |
本文テキスト | 英国人のオーストラリア到着を祝う「オーストラリアデー(豪州の日)」の1月26日に、各地で恒例の記念行事を中止にする自治体が出たほか、英国人の入植から始まった先住民アボリジニ迫害に抗議する「侵略の日の行進」が行われた。シドニーでは約3千人が「アボリジニの旗」やプラカードを持って行進し、先住民の権利を憲法によって定め、地位向上を図るよう求めた。メルボルンでは2万5千人を超える市民が参加し、「追悼の日」「どうしてお祝いできるの?」といった横断幕が掲げられた。 「オーストラリアデー」は、1788年1月26日に流刑者らを乗せた11隻の船団を率いた英海軍のフィリップ船長が、現在のシドニーに上陸して英国旗を掲げたことを記念する「国民の休日」。シンクタンクのオーストラリア研究所が2017年12月に行った世論調査によると、84%が「国民の休日」は大切だと回答した一方、1月26日は何があった日かとの質問には11の選択肢から正しい答えを選択したのは38%にとどまった(朝日2/1ほか)。 |