*遼王朝の墓から金メッキ冠

*遼王朝の墓から金メッキ冠

記事年月 2018年1月-3月
号数 78
媒体 国外
大分類 【B-1. 東アジア・太平洋地域】
国名 中国
トピック
記事タイトル *遼王朝の墓から金メッキ冠
本文テキスト  2月19日、中国と日本の共同チームが、内モンゴル自治区で10~12世紀に繁栄した騎馬民族王朝「遼」の第6代聖宗の側室の墓が見つかり、豪華な副葬品が出土したことを発表した。墓が発見されたのは2015年で、現地の内蒙古文物考古研究所が発掘したところ、墓誌銘から993年に24歳で亡くなった側室のものと判明した。墓は盗掘されており、遺体は木棺内のブーツに残っていた足の指の骨だけで、ガラス器4点、金メッキの冠などが出土した。副葬品の調査を行った共同チームの牟田口章人(むたぐちあきと)・帝塚山大学教授(文化財アーカイブス)は、「ほとんど知られていない遼王朝の豪華な生活ぶりが分かるだけでなく、モンゴル高原と中央アジアとの交易路の解明にもつながる」と話した(東京2/20ほか)。
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