*チベット自治区ラサの騒乱から10年
記事年月 | 2018年1月-3月 |
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号数 | 78 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 中国 |
トピック | |
記事タイトル | *チベット自治区ラサの騒乱から10年 |
本文テキスト | 3月14日、チベット自治区の区都ラサで中国政府の弾圧に抗議するチベット仏教僧侶らによる大規模な騒乱が発生してから10年を迎えた。中国政府は弾圧と経済振興を使い分け、騒乱の再発を封じてきたが、チベット族の抗議の意志を示す焼身自殺は10年間で150件以上に達している。現在、青海省西寧郊外にある省内最大級のチベット仏教寺院タール寺の内外には多数の監視カメラが設置され、敷地内には警察車両が停車し、警官が隊列を組んで行進している。2008年3月14日、中国政府の支配に反発するチベット族の抗議活動は、地方政府機関や商店などが破壊される大規模な暴動に発展。中国当局はこれをチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が扇動する「祖国分裂活動」と断じ鎮圧した。チベット亡命政府は鎮圧で200人以上が死亡したと発表している(朝日3/14ほか)。 |