*公明党、政権のブレーキ役をアピール
記事年月 | 2018年1月-3月 |
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号数 | 78 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-6.政治と宗教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *公明党、政権のブレーキ役をアピール |
本文テキスト | 憲法改正やカジノ法案の議論において、自民党と距離を置こうとする公明党の動きが目立っている。憲法9条をめぐっては、憲法改正の議論を加速させている自民党に対し、公明党は支持母体である創価学会が改憲に消極的であることもあって慎重な姿勢を強調している。また、カジノを解禁する統合型リゾート実施法案についても、カジノ導入には依存症対策が不可欠として、法案成立を目指す自民党を牽制している。 こうした動きの背景には、2017年の衆院選での敗北があるとみられている。公明党や創価学会の内部では、自民党に追随しているという印象を有権者に与えたことで無党派層の支持を得られなかったとする意見や、「公明らしさ」を発揮できなかったことが敗因とする反省の声が上がっているという。一部報道では、2019年の統一地方選と参院選に向け、公明党が自民党のブレーキ役として存在感を高めようとしているとの分析が示されている(読売・東京2/25、世界3月号ほか)。 |