*教皇の容認を受け、尊厳死法が施行
記事年月 | 2018年1月-3月 |
---|---|
号数 | 78 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | イタリア |
トピック | |
記事タイトル | *教皇の容認を受け、尊厳死法が施行 |
本文テキスト | カトリック教会の影響が強いイタリアで、2017年末に尊厳死を認める法案が下院で可決され、1月31日より施行された。同法案に関する議論は1980年代に始まったが、イタリア司教会議議長ら高位聖職者の方針もあり、棚上げされてきた。2017年11月に教皇が尊厳死について「道徳的に正当」と述べたことから、与党内で法案に反対していた議員の一部が賛成に転じ、法案が可決された。世論調査においても、1990年代には尊厳死や安楽死に条件付きで賛成する人は10%程度であったが、2017年3月の調査では74%に上った。しかし、教皇庁のパロリン国務長官が、病院や医師レベルでの尊厳死の「良心的拒否」を認めるべきと発言するなど反対論も根強い(読売2/2)。 |