*「政治的声明を出さない宣言」をめぐって
記事年月 | 2018年1月-3月 |
---|---|
号数 | 78 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 1月 |
国名 | 日本 |
トピック | キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞 |
記事タイトル | *「政治的声明を出さない宣言」をめぐって |
本文テキスト | 大阪府大東市の大東キリストチャペルは、2017年7月に「政治的声明を出さない宣言」をホームページで公開した。ごく一部を抜粋すると、「聖書と歴史的・正統的な教理に明白に反しない限りにおいて」、「原発反対、その主張は正しいかもしれない。しかし、電力会社とその関連会社につとめる者にとっても我々の教会は隣人でありたいのだ」。この宣言をめぐって同チャペル伝道者の田口望氏と、日本福音同盟社会委員会委員長の上中栄氏の意見。田口氏は福音主義神学の「全的堕落の教理を認め」る立場から「教会が出す政治的な声明が神の前に絶対に正しい、などとは断言できないと留保すべき」とする。一方、上中氏は田口氏が挙げている神学的理由について異論はないとしながら、民主主義、人権の尊重といった世俗の事柄はキリスト教の価値観とも共通し、「こうした価値観を蔑ろにする政治風潮に対して、教会は発言する責任があると思います」と主張する(ク7・14日合併号)。 |