*興正寺関連訴訟で元住職関係企業の請求を棄却
記事年月 | 2018年1月-3月 |
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号数 | 78 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 3月 |
国名 | 日本 |
トピック | 仏教タイムス |
記事タイトル | *興正寺関連訴訟で元住職関係企業の請求を棄却 |
本文テキスト | 巨額の寺有地無断売却により宗派から罷免・除名された元住職と宗派側の裁判が続く高野山真言宗別格本山・八事山興正寺(名古屋市昭和区)問題で3月9日、元住職が関係する企業の請求を棄却する判決が名古屋地裁で出された。元住職時代に興正寺と永代供養墓・納骨堂・庭園墓などの販売業務委託契約等を締結していた(株)日本開発研究所が、興正寺側に対して8億9499万円の損害賠償請求権を主張していたもの。判決は「28億円以上の無担保貸付けを受けたりするなど、被告興正寺専属の販売受託者というだけでは合理的に説明し難いほどの莫大な経済的利益を(元住職時代の)被告興正寺から受けていた」と指摘。原告が現在の宗門側住職の就任を争う態度でいながら、同時に被告側に債務の履行を求めることは「背理」として棄却した(22日・29日合併号)。 |