*マナー悪化による祭りの縮小相次ぐ
記事年月 | 2018年4月-6月 |
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号数 | 79 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-2.仏教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *マナー悪化による祭りの縮小相次ぐ |
本文テキスト | ごみの投棄や騒音など参加者のマナー悪化を背景に、祭りの規模が縮小されるケースが相次いでいる。大阪三大夏祭りの一つ「愛染まつり」を主催する四天王寺別院・愛染堂勝鬘院(大阪市)は5月8日、同祭りの規模を大幅縮小すると発表した。日本最古の夏祭りとも言われる同祭りは毎年6月30日から3日間にわたって開催され、延べ約20万人が訪れる。主催者側によれば近年、ごみの散乱や祭りに集まった暴走族による騒音被害が深刻化しているが、十分な改善策を実行できるめどが立たないため、開催規模縮小という判断に至った。毎年200店ほど出店される露店の営業をすべて見送り、通常JR天王寺駅周辺から境内までの約1.5kmを練り歩く「宝恵かご行列」も境内のみにとどめる予定だという。 同様の事態は他の祭りでも見られ、靖国神社の「みたままつり」も参加者のマナー違反を理由に2015年から露店を中止している。専門家は露店をなくすだけで問題が解決するかは疑問だとして「近隣住民も巻き込んで地域の実情に合った対策を考えるべきだ」と話す(産経・大阪・夕5/8、日経・大阪・夕5/12ほか)。 |