*高い「離檀料」にトラブル増

*高い「離檀料」にトラブル増

記事年月 2018年4月-6月
号数 79
媒体 国内
大分類 【A-3.習俗・慰霊】
国名 日本
トピック
記事タイトル *高い「離檀料」にトラブル増
本文テキスト  墓じまいや改葬時に、寺院からお布施として高額の離檀料を要求されるトラブルが増えている。厚生労働省によると、2016年度の改葬の届け出は約9万7千件で、2007年度から3割以上増加。遠方にある先祖代々の墓を自宅近くに移そうとする人が増えているとみられるが、墓地埋葬法の規定では、改葬には現在の墓地管理者が署名・捺印する埋葬証明書を用意したうえで自治体に改葬許可証を申請する必要がある。改葬によって檀家が減り、寺院収入が少なくなることを危惧する寺院が「最後の一稼ぎ」をしようとしているとの指摘や、遺骨を人質のように扱っているとの批判もある。中には数百万円から1千万円を要求されたとするケースもあり、国民生活センターは、法的な義務はなく、要求された内容に納得できない場合は寺院側と話し合ってほしいと呼びかけている(日経・東京・夕4/3)。
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