*9年ぶりの議会選でヒズボラ勢力が勝利
| 記事年月 | 2018年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 79 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | レバノン |
| トピック | |
| 記事タイトル | *9年ぶりの議会選でヒズボラ勢力が勝利 |
| 本文テキスト | 5月6日、レバノンで9年ぶりに国民議会(定数128)の選挙が行われた。イスラム教シーア派武装組織「ヒズボラ」とその連携勢力が過半数(67議席)を獲得し、翌7日にヒズボラ指導者のナスララ師が勝利宣言を行った。ハリリ首相率いるスンニ派政党「未来運動」は33議席から10以上議席を減らし、21議席となった。18の宗教・宗派が混在する「モザイク国家」のレバノンでは、勢力均衡を図るため国会議長はシーア派、首相はスンニ派、大統領はキリスト教マロン派から選出するのが慣例で、24日にはハリリ氏の首相続投が決定した。ヒズボラの躍進によりレバノンではシーア派大国イランの影響力がさらに強まる可能性が高く、未来運動を通して介入を試みるスンニ派の盟主国サウジアラビアとの対立が深まる懸念もある(毎日・夕5/8ほか)。 [→『ラーク便り』73号46頁参照] |