*総選挙で「イスラム教徒の移民」が争点

*総選挙で「イスラム教徒の移民」が争点

記事年月 2018年4月-6月
号数 79
媒体 国外
大分類 【B-6. 東ヨーロッパ】
国名 ハンガリー
トピック
記事タイトル *総選挙で「イスラム教徒の移民」が争点
本文テキスト  4月8日に投開票が行われた総選挙で、オルバン氏が率いる与党「フィデス」が圧勝し、連立を組む「キリスト教民主国民党」と合わせ定数の3分の2超の議席を獲得した。フィデスの主張はイスラム教徒の移民排斥と、ユダヤ人投資家ソロス氏への個人攻撃の2点のみ。しかし平均賃金が隣国オーストリアの半額で、言語が独特なハンガリーを目指す「イスラム教徒の移民」はほぼ存在しない。また、ソロス氏は同国の民主化運動を支援した人物で、オルバン氏もソロス財団の奨学金で留学した経験がある。ソロス氏が難民支援のために巨額の資金を提供したことで袂を分かち、選挙戦では「ソロス帝国」がハンガリーを破壊すると繰り返した。「チェコやポーランドとともにキリスト教を守る」と宣言するなど、周辺国も巻き込む構えを見せている(読売4/13ほか)。
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