*共同墓地の在り方に変化

*共同墓地の在り方に変化

記事年月 2018年4月-6月
号数 79
媒体 国外
大分類 【B-7. 西ヨーロッパ】
国名 スウェーデン
トピック
記事タイトル *共同墓地の在り方に変化
本文テキスト  スウェーデンでは1950年代後半に「ミンネスルンド(追憶の丘)」と呼ばれる共同墓地が法的に認可され、80年代から急速に普及した。高齢者の面倒を見るのは国の責任、火葬・埋葬、墓地の管理も国が責任を負うという福祉国家の理念を反映したもので、子どもに負担をかけずにすむ、永続的に管理して貰えるので無縁墓になる心配がないなどの点が支持されてきた。他方で、ミンネスルンドには墓標もなく遺族が埋葬に立ち会うことも認められないため、遺族からは「故人との接点や関係性を確認できるシンボル」が欲しいとの声が上がるようになった。これを受けて数年来、埋葬への立ち会い、夫婦単位での埋葬、墓碑プレートの設置などに応じる共同墓地が出来、人気を集めている(朝日5/6)。
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