*墓地不足で埋葬を期限付きに
記事年月 | 2018年7月-9月 |
---|---|
号数 | 80 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | オーストラリア |
トピック | |
記事タイトル | *墓地不足で埋葬を期限付きに |
本文テキスト | シドニーを州都とするニューサウスウェールズ州は、6月下旬に墓地利用について新ルールを定め、埋葬する区画を永代利用する従来の権利のほかに、25年間から99年間までの期限付きの権利手続きの規則を墓地・火葬場法に加えた。シドニーでは2011年に429万人だった人口が36年には642万人になる見通しで、将来埋葬場所がなくなると予測している。同州は年に5万人以上が亡くなるが、火葬される遺体は66%ほどで約34%は埋葬(土葬)される。イスラム教徒とキリスト教徒に火葬を受け入れない人がいるためで、その分埋葬のスペースがいる。期限が切れた後には遺体を掘り起こすことになるため、市民の抵抗感も強く、墓地不足の解消につながるか疑問の声もある(朝日・夕7/30)。 |