*済州島にイエメン難民が増加
記事年月 | 2018年7月-9月 |
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号数 | 80 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 韓国 |
トピック | |
記事タイトル | *済州島にイエメン難民が増加 |
本文テキスト | 2015年からシーア派の武装組織「フシ」によるクーデターで「世界最悪の人道危機」と呼ばれる内戦が続いている中東のイエメンから、マレーシアを経由して済州島に着いたイエメン人の難民申請が増え、500人を超えた。2017年の申請者42人と比べると激増。韓国は観光振興のため島限定で30日以内のビザなし滞在を認めていた。所持金が尽きて野宿するイエメン人たちが出てきたため、済州島住民とのトラブルが生じた。そのため政府は、難民申請者は通常は申請から半年たたないと就業ができないが、特別措置を取って食堂の従業員や農畜産関係の手伝いなどの仕事を紹介した。その一方、難民申請者が済州島の外に出ることを制限し、6月1日からイエメンをビザ免除国の対象から外した。イエメン人たちが審査の短縮や移動の自由を訴えたため、韓国メディアが社会問題として取り上げ始めた。6月21日に発表された世論調査によると、イエメン人を難民として受け入れることへの反対は49.1%、賛成は39%を上回った。法務省は7月29日に、審査員を増員したうえで審査期間も2~3ヶ月に短縮する方針を発表した(朝日8/6ほか)。 |