*「良心的兵役拒否」を認め、代替制度へ

*「良心的兵役拒否」を認め、代替制度へ

記事年月 2018年7月-9月
号数 80
媒体 国外
大分類 【B-1. 東アジア・太平洋地域】
国名 韓国
トピック
記事タイトル *「良心的兵役拒否」を認め、代替制度へ
本文テキスト  韓国国防省は8月2日、宗教や思想・信条を理由として兵役義務を拒否する「良心的兵役拒否」の人たちに対し、代替服務が可能な制度を検討する諮問委員会を設置すると発表した。次期国会で審査できるよう8月末までに法案を準備する方針で、国会で法案が成立した場合、施行に必要な行政的措置を早急に行い、代替服務制を導入する計画だと明らかにした。これは、6月に憲法裁判所が代替服務を認めずに兵役拒否者を処罰する現行兵役法は「良心の自由を侵害する」との判決を出し、兵役法を改定するよう求めていたことを受けてのもの。兵役法の第88条1項は、すべての成人男性に兵役の義務を課しており、現役入隊通知を受けてから障害などの「正当な理由」なしに入隊しない人は3年以下の懲役に処すると定めている。韓国メディアによると、これまでに投獄された兵役拒否者は約2万人で、現在も500人以上が収監中だという(赤旗8/23ほか)。
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