*世界最古の醸造所発掘、ナトゥフ人の埋葬文化理解の鍵
記事年月 | 2018年7月-9月 |
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号数 | 80 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イスラエル |
トピック | |
記事タイトル | *世界最古の醸造所発掘、ナトゥフ人の埋葬文化理解の鍵 |
本文テキスト | 北部ハイファ近郊にある洞窟で世界最古とみられる醸造所跡が発見されたと、9月13日に刊行された考古学の学術誌で発表された。地中海東海岸の地域に定住していたナトゥフ人のものとみられ、1万3千年前にビールに類似した飲料が製造されていた可能性が指摘されている。洞窟の表面には深さ約40~60cmの石臼状に掘られた穴が3つ発見され、2つは穀物貯蔵用、1つは穀物粉砕用で、アルコール発酵の準備段階として使用されたとみられる。ハイファ大学のナデル教授によれば、ナトゥフ人は洞窟で草花を敷き詰め死者を葬ったり、アルコール飲料であるスープのような液体を作ったりしていた。埋葬用の洞窟から醸造設備が発見されたことから、教授は飲酒と儀式や社交行事との関連性を指摘している(赤旗9/18)。 |