*良心的兵役拒否者57人を仮釈放
記事年月 | 2018年10月-12月 |
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号数 | 81 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 韓国 |
トピック | |
記事タイトル | *良心的兵役拒否者57人を仮釈放 |
本文テキスト | 11月30日、韓国の法務省は宗教や思想・信条的理由などから兵役を拒否したため兵役法違反で拘束されていた「良心的兵役拒否者」を仮釈放した。実刑判決を受けた良心的兵役拒否者のうち仮釈放の最小要件(刑期の3分の1経過)を満たした57人に対し、同日法務省は仮釈放期間が終了するまで社会奉仕活動に従事すべきとする特別順守事項を提示した。憲法裁判所は6月に代替服務制の導入を要求し、11月1日には良心的兵役拒否を事実上「無罪」とする判決を下していた。被告男性は宗教団体「エホバの証人」の信者で、13年に徴兵通知を受けたが宗教的信条を理由に拒否したため、一審で懲役1年6月の判決を受け、二審でも敗訴した。最高裁は多数意見により「刑事処罰などを通じて兵役義務の履行を強制することは良心の自由に対する過度な制限になる」と指摘し、良心的兵役拒否を「正当な事由」と認定した(赤旗12/1ほか)。 [→ラーク便り80号46~47頁参照] |